岡崎なんとかという安倍首相のブレーンらしき人が、集団的自衛権を憲法は認めていないと言い続けてきたのは役人の解釈にすぎないのであってうんぬん、とTVで喋っておいででしたが、はしたないというか品性がないというか、そう思ったのは気のせいだけではないでしょう。
「もし女房が殴られてたら見て見ぬ振りをしろってことですか?」
米国は女房でも身内でも、ないですよ?
ていうより、集団的自衛権を簡単に絵にでも書いてみればわかりそうなものです。気に染まないながらもやり手の隣人がいて、何かと付き合うことになったとします。ある日、そこの長男が喧嘩っ早くなってあちこちで喧嘩をふっかけ、そのうちやり返されて傷だらけになりました。さて彼のためにあなたは反撃に行きますか? 行ったら間抜けですよね。そんなの、自立したいいオトナのすることではありません。
戦争をふっかけてもいない平和友好的な国が一方的に戦争をふっかけられたときにどうするか? それは集団的自衛権などという連座制みたいな妙なものを持ち出さなくても対処できます。良識ある国際社会の構成員としてどうするか、「平和を希求する一個の自立した国家」として考えればよいのです。
妙な議論を「首相の私的諮問機関」とかいう制度的にグレーな方法で進めているので、要注意です。
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